SOD CAFE
“LOVE”や“FREEDOM”で世界は変わらないので、SOD CAFEへ(嘲)
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当然のことながら彼女はすごく怒っていた。
 なぜなら職場でもわたしと倫子が、最寄り駅のラブホテルから出てきたことは尾ひれがついてうわさになっていたからだ。


 「ただのうわさだよ、気にすんなって・・・怒るなよ」
 「知ってんのよ、あたし。あんたがどんな女が好きか。倫子はあんたの好きな女のタイプそのものじゃない」
 

 彼女は頑なだった。
 しかし、うわさはうわさだ。事実ではない。
 実際、わたしは倫子とそういうことは一切していない。
 しかし、彼女の言う『倫子が私の好きな女のタイプそのもの』である、という評価には興味を惹かれた。


 「え?倫子が俺の好きなタイプ、ってそれ、どういう事?」
 「しらばっくれてんじゃねーよ、このけだもの!あんた、前からあーいう女が好きなんでしょ。だってあの子、とんでもないマゾなのよ。会社の女の子たちの間でももっぱらのうわさなの、知ってるでしょ?」


 知らなかった。そうなのか。
 わたしは昔からうわさにすごく疎い。あんまりうわさ話が好きではないのだ。
 だから最近まで大田課長がここ一ヶ月出社していない理由が、女子高生に痴漢で逮捕されたからだということを知らなかった。


 「ちょっと待てよ。いったいなんだってそんなうわさが立ってんだよ。君らはいつもそんなうわさ話ばっかしてんのか」
 「ごまかさないでよ。あたしが問題にしてんのはそっちのうわさじゃなくて、あんたが倫子と駅前のホテルから出てきた、ってほうのうわさじゃない」
 「いや、だからそれはあくまでうわさだから、『それはうわさで事実じゃない』って言うしかないんだよ。
  で、ところで倫子さんが真性マゾだ、っていうのは本当なの?」
 「あんた知ってんでしょ?ってかあんた、倫子とホテルで何してたのよ?一緒にホテルに入って何したのよ?あたしはそれが聞きたいわけ」


 ああ、いい忘れたがわたしは今、彼女の部屋で彼女と二人っきりだ。


 どうも彼女はこの馬鹿馬鹿しいうわさ話を事実と信じて疑わないらしい。
 まあいい。彼女がそれを事実と信じたがっている以上、わたしにできることはそれをできる限りやさしくごまかすことだけだ。


 「まあそれはいいとしてだな」
 「良かないわよ!・・・え、ちょっと、何すんのよ!まだあたし、真面目に話してんだから!」
 「いいじゃんいいじゃん、で、その何、倫子さんがマゾだってうわさ、そっちの方詳しく聞かせてよ」


 言いながらわたしは彼女の背後に回りこみ、首筋にぺとぺととくちびるをつけながら、脇の下あたりをくすぐった。


 「や、やめてよ!あんた頭がおかしいんじゃない?」
 「で、どーいう訳?倫子さんがマゾだってーうわさは・・・それ、教えてくれよ。俺知らないからさ」
 「んっ・・・あんたは・・・いつもそうよ。そうやって、適当にごまかして・・・あっ」
 

 彼女の乳房をやわやわと揉みながら、わたしは彼女の怒りのメーターがどんどん下がっていくのを体感し、ひとまず安心した。


 「・・・そういえば、倫子さんがマゾ、って言われると、そんな感じがしないでもないなあ。言われてみると、あの子、そういう感じするよ」
 「んんっ・・・で、でもあんた・・・だ、だから、あーいうのが好みなんでしょ。うっ・・・・ぜ、全体的に、地味だけどさ、なんか、体つきが・・・その、肉感的で・・・大人しくて・・・んんっ・・・あ、あーいう・・・・なんか、人に対していつも『生きててごめんなさい』って感じをかもし出してるような女が・・・・いっ、いいんでしょ」
 

 そうかもしれない。確かに倫子にはそんなところがある。しかしまあ、それだけでマゾという噂が立つのは妙な話だ。
 いろいろ考えながら、わたしは彼女をいつのまにかベッドの上に仰向けに寝かせて、気がつけばあとはパンツ一枚、という格好まで剥いていた。


 「おれはこの、しなやかな躰と、君のその『生きてて何が悪いのよ』って雰囲気が好きだけどなあ」
 「いやっ・・・ちょっと、いつの間に・・・こんなの・・・あんた、やっぱり倫子にもこんな風にしたわけ?そうなんでしょ!あたしをこうやって弄びながら、実は倫子のこと思い出してんでしょ!」
 「いや、思い出そうにもやってないし。で、倫子さんは何でマゾなの?」
 「知らないわよ、あたしも人づてで聞いただけだから」彼女がぷい、と顔を背ける。
 

 その隙にわたしは彼女の最後の一枚であるパンツを剥ぎ取っていた。



 「どんな話を聞いたの?」
 「あたしも会計課の裕子に聞いただけだから・・・詳しいことはわかんないけど・・・んっ、ちょっと・・・そこだめ・・・」
 「裕子かあ、あいつの話はあてになんないよなあ・・・・だって、太田部長が女装バーに週3で通ってる、ってうわさ、出所はあいつだろ?」
 「でも・・・んっ・・・くっ・・・・それ、だって・・・・ほんとかうそかわかんないじゃん・・・」


 すでに彼女の瞳は潤んでおり、怒りは微塵も感じることができない。ごまかすことはとりあえず成功したようだ。


 「で、裕子、なんだって?・・・倫子さんがマゾだってのは、どういう根拠で言ってるわけ?」
 「・・・・あっ・・・・はっ・・・インターネットの、い、いかがわしい動画サイトあるじゃん・・・・あっ、んっ・・・あんたの好きそうな。あれに・・・倫子そっくりの子が・・・・で、出てたんだって・・・・」
 「SM系のやつ?」
 「そ、そう・・・んんんっ!・・・・そ、そこ、もうちょっとやさしく・・・・目隠しされてたから・・・はっきりと顔はわかんないんだけど・・・り、倫子ってさ、口元にちょっとほくろがあるじゃん・・・・右のところ」
 「そうだっけ?」
 「し、しらばっくれないでよ・・・この変態、けだもの・・・髪型と、体系と、唇と鼻筋と、全体の雰囲気が、倫子そのものだったんだって・・・それがさ・・・・なんか、おっぱいを強調するみたいに・・・アラナワっての?・・・それで胸をぐるぐる巻きにされてて・・・変な覆面を被った3人の男に・・・・あああんっっ!!」


 いけない、焦りすぎた。


 「3人の男に・・・どうされてたの?それで?それで?」
 「・・・・・・いやあ・・・・す、っごく、すっごく硬くなってる・・・・」彼女が何を指していったのかは詳しく言わないでもわかるだろう。「・・・・3人が3人とも・・・大きな電動マッサージ器を持ってて・・・ベッドで万歳の形に縛りつけられた倫子・・・・に似た女の子の・・・・おっぱいやら・・・あそこに・・・・」
 「あそこってどこ?」
 「あっ・・・あんたが、今、触ってるとこ」
 「このべちゃべちゃになってるところか?熱くなってひくついて、後から後からいやらしい蜜が湧き出してくるところか?」
 「・・・へ、変態!・・・おぞましい・・・あんた、そんな風に倫子に言ったんでしょ。ホテルで倫子を縛り上げて、マッサージ器でなぶりたおして・・・・」
 「マッサージ器ってのは、こういうやつのことか?」


 わたしは彼女の部屋に転がっていた、健康器具をとりあげて彼女の目の前にかざした。
 彼女が大きく目を見開く。


 「いや・・・あんた、そ、それで・・・それであたしに何する気よ・・・ま、まさか・・・まさか倫子にしたのと・・・同じことをあたしにしようって・・・」


 彼女の声が興奮と期待で震えていた。
 わたしはマッサージ器のスイッチを入れた。うなりをあげてマッサージ器が振動をはじめる。
 ところで・・・こんなもの、これまで彼女の部屋にあっただろうか?


 「同じことって・・・どんなことしたと思ってんだよ・・・たとえばこいつを、こんなとこに押し当てたりかあ?」
 「いやあっ・・・そこ、そんないきなり、だめっっ!!」


 彼女のしなやかな裸身が大きくのけぞった。
 わたしはもうかなり興奮していたので、倫子のことはどうでもよくなっていた。実際彼女もまた、倫子のことなどどうでもよくなっているのだろう。


 「で、動画の中で、倫子は・・・ほかにどんなことされてたって?・・・・ひょっとして、こんなことかあ?」
 「あああんんっっ!!!・・・・違う、そんな、そんなことは・・・や、やっぱ、やっぱあんた、倫子とホテルでこんなことしたんでしょう?」
 「だから知らないから聞いてんだよ!・・・で、倫子はそれで、どんなことされてたんだ?」
 「全身に・・・ろ、ろ、ローションを塗りたくられて・・・・」
 「ひょっとして、こんなのかあ?」
 「ひゃっ・・・つ、冷たいっっ・・・そ、そんなのだめっっ・・・あ、お、おかしくなっちゃう・・・・・・・」


 ローションはなかったのでジョンソン・ベビーオイルを代用した。




以下は省く。




その晩、家に帰ってから自分のパソコンでそれらしい動画を探してみたが、結局見つからなかった。


翌日、昼休みの後、廊下で倫子とすれ違った。
『生きていてすみません』という感じがしないでもないなあ、とも思った。


昼から勃起した。


【完】














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