SOD CAFE
“LOVE”や“FREEDOM”で世界は変わらないので、SOD CAFEへ(嘲)
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「すみません、……その……あたしのこと『奥さん』って呼んでいただけません?」
 
 30前、という感じのその女は俯きながら、照れくさそうにぼそぼそとつぶやいた。
 まあはっきり言って顔は10人並みだったが、おっぱいは大きい。
 えてしてこういう小作りで印象の薄い女ほど、内には淫らな本性を秘めているものだ。
 
 と、わたしはいっぱしの女殺しを気取りながら、女の話を聞いていた。

 「はあ。別に構いませんよ。でもまあ……そりゃまたなんで?」
 「いえ、あたし、そう呼ばれると亢奮するんです」
 「失礼ですけど……奥さん、『ちょっとダンナに内緒で刺激を楽しみたい、いけない人妻』じゃなかったんですか?……別にいいんですけど」
 「あ、それ。そんなふうに『奥さん』って呼んでください。……あの……やっぱり、人妻じゃないと亢奮しません?その、あなたは……人妻に対してすっごいこだわりを持ってらっしゃるとか……そういう感じの嗜好だったりされます?」
 
 女が上目遣いに、訴えるような視線を向けてくる。
 
 「いえ、まあ確かに……そういうですね、まあ他人の奥さんに怪しからんことをする、ってのはかなり男方面からしてみれば、インモラル、ってんですかね?……なんか、とっても悪いことをわかっててやってる感が味わえて、うれしいもんですけどね。わたしはとくに……『人妻』ってことにはこだわりませんよ。実際、あなたはそうじゃないんでしょう?」
 「まあその……以前はそうだったけど……今は違う、っていうか……」
 
 じゃあ別に、『人妻』でいいじゃねえか。あ、でも人妻と『元・人妻』は違うかなあ?
 今のところ、この人は誰ともいかがわしいことを自由にする権利があるわけだし。

 「ああ、以前は結婚しておられた……と。そういうことですね、じゃあ別に……問題ないんじゃないですか?……まあその、なんといいますか……『以前は誰かのものだった女性』ってのもまた、それはそれでそそられるもんですからね。『最近、ごぶさただったんじゃねえのかい?』みたいな感じで(笑)」
 「あっ……」
 
 いきなり女が、くにゃり、と上半身をくねらせ、続いてぱたん、とベッドに倒れ込んだ。
 
 「ど、どうしたんですか奥さん。具合でも悪いんですか?」
 「そ、それ……それです。そんな感じです。…………ですから………なんかそういうゲビた感じ……そういうのに、あたし、すっごく弱いんです……わかります?」
 「ゲビた、って……奥さん」
 
 なんとはなく言ったことが予想外の効果を生んだので、すこし戸惑ってしまった。
 
 「……だから……あたしをその、『貞淑な現役の人妻』だと思って……そんな感じでもっと言いながら、……せ、攻めてくださいません?……あ、やだあたし。『攻めて』とか言っちゃって……何言ってんだろ……」
 「奥さん、俺、ずっとあんたとやりたいと思ってたんだよ。……たまんねえ身体をして、それが人のもんだなんて……俺がどんなにお預けくらって焦らされてたか、あんた判ってんのかい?」
 
 わたしも調子が出てきた。
 
 「んんっ……それいい……すっごくいい感じじゃないですかあ……」女がベッドの上で身悶える。
 「おれがあんたのおっぱいやおけつを見て、どんだけその裸を想像して独り寂しくせんずりぶっこいてたか、あんた知ってるかい?……その間もあんたは……あの冴えねえダンナと毎晩……」
 「……だ、だめです……だめです……岡崎さん……で、よろしかったでしたっけ?」
 「そうです。岡崎です。……あっ、これいいなあ。奥さん。僕のこと、『岡崎さん』って呼んでくれますか?……そうだな、近所に住んでる寂しい独身男で、いつも買い物に行ったり洗濯物を干したりする奥さんを眺めながら、よからぬ想像をたくましくしていた、って設定で……」
 「そ、それ……それいいかも……で、でも岡崎さん……あたしとしては………その、ちょっと……岡崎さんは……あたしのダンナの、会社の同僚で、先輩ってことにしません?……その方が……ああんっ!!い、いやっ!!」
 
 奥さんのダンナさんの会社の同僚。
 しかも先輩。
 俺はその設定にやたら興奮し、気が付けば奥さんに飛びかかり、ブラウスの前を引きちぎっていた。
 
 「……へへへ、いやじゃねえだろう。この前、会社のソフトボール大会で、あんたが俺のことずっと見てたことは知ってんだぜ。あんたバッターボックスに立ったおれの、股間ばっかり見てやがったろ……人妻のくせに、とんだすけべえ女だぜ……あんた、あのダンナじゃ満足できねえんだろ?ええ?」
 「いやっ……だ、だめですっ……岡崎さんっっ!!……主人に、主人にこんなこと知られたら……」
 
 ブラウスのボタンが2~3個飛んだことも気にならないくらいに、『奥さん』はストーリーに入り込んで亢奮しているらしい。わたしも乱れゆく『ニセ人妻』の姿体がシーツの上でくねるのを目で楽しみながら、スカートを、ストッキングを、ブラジャーを……荒々しく剥いていった。


 残りはパンツ一枚、というところになって、『奥さん』はそれを剥ごうとする俺の手を制し、潤んだひとみと上気した頬で、『必死に貞操を守ろうとする人妻』の顔を作った。
 

 「い、今なら、今ならまだ……今ならまだ主人に言いません……主人には何も言いませんから……それだけはゆるして……お願い、岡崎さん……あたしは……あたしはあの人を……愛してるんです」
 「俺だってあんたを愛してるよ、ほれ、こんなに愛してるんだ。握ってみな
 
 そう言ってわたし『岡崎』は、ここ数年来で一番張り詰め、自分で見ても凶悪なくらい赤黒く染まったその肉棒に、『奥さん』の手を導き、しっかりと握らせた。
 
 「ひっ……す、すごい」
 
 『奥さん』の少し冷たい手の感触が、俺の中からますます現実感を奪っていった。
 
 「……どうだい、あの冴えねえダンナのと、どっちが固いよ?ええ?」
 「……そ、そんな」
 「……ほれ、ビックンビックンしてんだろ?あんたのダンナのは、こんなになるかい?……ええ?……あんたのダンナも罪な男だぜ……こんなすけべえな身体が、涎たらして満足させてもらいたがってる、ってのに……それをほったらかしにしとくなんてよ……え?……どうだい?俺とあんたのダンナさんと、っどっちがあんたを愛してる?……固さで計ってみろよ……ええ?聞いてんだよ!どっちのほうが固いんだよ!!!!
 「いやあっ……もう、もうだめ……あなた……ごめんなさい……ゆるして……」
 
 心の中でなにかが途切れた、ような風を装いながら『奥さん』はしっかりと目を閉じ、その少し厚めの唇を開いた。


 
 その後、『奥さん』の身体に『分け入った』わけだが、やはり……『岡崎さん』と『奥さん』の関係性を意識してのそういう行為は、普段よりも数倍強い背徳感を伴い、実に刺激的だった。

 何だろう?
 
 子供の頃にいたずらをして、それがばれるのをムズムズして待つうちに感じた、あの便意に近い感覚?……それがわたしの感じた感覚だ。

 『分け入る』感も通常のセックスの数倍は強かったし、様々な体位を試したけれども、その一回一回の新鮮さときたら……体位を変えるごとに、一度死んで再び生まれ変わるような気分すらした。
 
 「……『ダンナはきっと、こんな格好であんたを可愛がってくれねえんだろ?』……っていうのが……いちばん良かったです……」
 
 すべてが終わってから、『奥さん』ではないその女は、頬を赤らめ、はにかみながらそう言った。
 
 俺はその後服を着て、『奥さんのダンナさんの会社の先輩で奥さんの身体をずっと狙っていた岡崎』から、ただの岡崎という男に戻った。
 
【完】














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