SOD CAFE
“LOVE”や“FREEDOM”で世界は変わらないので、SOD CAFEへ(嘲)
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 うちの姉はエロい。
 弟の僕が言うのだからほんとうだ。


 姉に対してそのような感情を持つのはまともではないと判っている。


 姉には特定の彼氏はいない。弟の僕がそんなことを言うのもなんだけど、姉はすごくふしだらな女だ。
 電話一本でどんな男に呼び出されても出かけていってヤらせる女。


 それが姉だ。


 さっきも隣の姉の部屋から、携帯の呼び出し音がするやいなや、


 「え?今から?行く!!行く!!!・・・どこ?あ、駅前の公園??20分で行く!!」


 続いて、あわてて身支度する物音。
 また、どこの馬の骨とも知らない、ろくでもない、姉を単なる公衆便所としてしかみていない男が、姉を呼び出したのだ。
 

 今は深夜1時。
 僕は受験勉強をしていた。
 点けていたラジオの音も、目の前のノートと参考書の文字も、明日のテストのことも、すべてがどうでもよくなってしまった。
 何もかもがこんがらがって、ぶつかり、こすれあって、頭の中でいやな音を立てた。


 姉は22歳、僕は15歳だった。


 姉が部屋から飛び出していく。
 もはや両親は姉には何も言わない。
 

 大学を卒業して以来、就職もろくにせずに、男に呼び出されては、喜び勇んで出て行く姉。
 

 『あのど淫乱のすけべえ女が』


 僕は心の中で毒づいて、舌打ちをしてから、いすの背もたれに全体重をかけて大きく伸びをした。
 バタン、と玄関のドアを閉める音がする。姉が出て行ったのだ。
 

 姉は中学・高校と陸上部だったので、すごく脚が早い。
 しなやかな肉体、屈託のない笑顔。
 昔の姉はあんなふうじゃなかった。素直で、陸上にしか興味のない体育会系の女子生徒だった。
 

 いったい、何が姉をあんなふうにしてしまったのだろうか。
 やはり大学の4年間が悪かったのか。

 
 姉は大学時代から、やたらと男好きになった。
 たぶん・・・姉は大学に入るまでは処女だったんじゃないだろうか。

 
 絶対そうだ。


 大学が姉を変えてしまった。あんなふしだらで、誰に対しても気軽にサセる、都合のいい女に作り変えてしまったのだ。


 いったい、大学ではどんなことが行われているのだろうか?


 誰もが、あんなふうに、女をコマしたり、女のほうも喜んでコマされたり。
 そんなことが毎日繰り広げられているのか。


 僕は姉が通った、高校から大学までエスカレータ式に進学することのできる高校を目指して、今、受験勉強に励んでいる。
 

 当然だけど、勉強など何の意味もないようにさえ思えてきた。


 確かに、セックスはしてみたい。でも、それはまだ、ずっとずっと先のことだ。
 成人式や、就職や、結婚みたいに。あるいは、この世の終わりみたいに。
 5年先のことだろうと、10年先のことだろうと、1年以上先のことはすべて、『ずっと遠い未来のこと』に一緒くたにカテゴライズされて、頭のすみっこのほうでぼんやりと漂っている。

 
 どうでもいいことなのだ。


 それよりずっと気になるのは、姉が、これからいったい、男と、どんなことをするのか、ということだ。

 

 いつからだったろうか。



 こんな風に姉が夜中に男に呼び出されるたびに・・・異常な亢奮がこみあげてきて・・・オナニーにふけってしまうようになったのは。

 最初、僕はそんなことをしたがる自分が信じられなかった。

 しかし、どんなに頭から追い出そうとしても、どこか知らない薄暗い部屋で、全裸に剥かれた姉の身体が、見知らぬ男の脂ぎった手によっていいように弄ばれている様が鮮明な画像となって浮かび上がってくる。



 姉ちゃん、もうこんなことはやめてくれよ。

 おれ、弟として恥ずかしいよ。



 そう思いながらどこまでも熱くなって、固くなって、ぬめりを増していく自分の性器を握り締める。
 まるで、姉をこらしめるように、恥ずかしい、ふしだらな姉を戒めるように、自分の性器を乱暴に、激しくこする。


 そうして最終的に得られる射精感は、まるで生まれ変わりの瞬間みたいに鮮烈だった。
 

 その後、この世の終わりのような深い罪悪感と後悔が襲ってくる。
 それがわかっても、僕はそんな罪悪を繰り返した。



 しかし、その晩は違った。
 どうしても、オナニーだけでは収まらなかった。


 僕は椅子から立ち上がると、ちょっと黒めのパーカーを着て、こっそりと部屋を抜け出した。


 
 駅前の公園までは、全速力で走った。
 ついたときには、もう息が上がっていた。
 姉の姿がもうそこにはないこともわかっていた。
 

 しかしそれでも、公園まで来て見なくてはすまなかった。


 深夜の公園に人影はない。

 誰も遊ぶものがいないジャングルジムや、ブランコや、滑り台が、いつものように闇の中に溶けて、おとなしくしている。
 まるで、そいつらに慰められているような気がした。


 そのせいか、ひどく走ったせいか、姉への複雑な思いのせいか、僕は吐きたくなった。
 公衆便所には、深夜でも明かりが灯っている。

 
 口を両手で押さえながら、便所まで走った。



 と、入り口に差し掛かったときに・・・障害者用のトイレから、聞き覚えのある声がした。


 「・・・・あっ、うっ・・・そこ・・・・っ・・・そこもっと・・・・」


 一気に吐き気が引いていった。
 姉の声だった。


 「・・・・だめ、それ、それ、ヤバい・・・バカ、すけべ」
 「バカはお前だろーがよ、このメス豚
 
 パーン!!
 ・・・・何かを叩く音。
 
 「・・・・んんっ・・・くうっっ」
 「もっと腰ふれよ、おら、おら、いいんだろ?いいかって聞いてんだよこの変態女!!

 パンーン、パーン、パーン!!!!

 「あっ、あっ、ああんっっ!!」
 「ホテルより便所のほうが感じるなんて、とんでもねー変態だぜてめえはよ!!おら!おら!おら!」

 パンーン、パーン、パーン、パーン、パーン!!!!

 「・・・・ああんっ!!!お、おかしく、おかしくなっちゃうよう!!もっと!!もっと!!!」
 「便所女!!便所女!!

  パンーン、パーン、パーン、パーン、パーン!!!!

  
  いつの間にか僕は、トイレのドアの前で、ジャージのズボンに手を突っ込んでいた。
  ズボンの中でこれ以上にないくらいまで硬くなった性器を、必死でいましめていた。
  今、便所の中で便所女と呼ばれながら尻を叩かれている姉を、いましめる代わりに。



 「・・・・んんんっ・・・・ヤバい、ヤバい、もう、ヤバい、いっちゃう、い、いくっ!!!」

 パーーーーーーーーーーーン!!

 「・・・・・・・ああっ、あ、あ、あ、あ・・・・・・・かはっ・・・・」




 気がつけばズボンの中で射精していた。
 荒い息とともに、僕はふらふらと便所を後にし、近くの茂みに身を隠した。

 
 パンツの中は、僕の頭の中と同じで、ねばつき、絡み合い、ぐちゃぐちゃになって・・・今やそれがジャージの生地にまで、染み出している
  

 茂みの中で、冷えていく股間の粘りの不快感に耐えていると・・・・しばらくして、身障者用トイレのドアが開き、姉が・・・・いかにも頭の悪そうな、ヒッポホップ系なのかヤンキー系なのか釈然としない男と、クスクス笑いながら出てきた。



 僕はそのまま息をひそめて・・・二人がいちゃいちゃと寄り添いながら公園を後にするのを見送った。


  どこに行くのだろう?
 どこかの、別の公衆トイレだろうか?


 と、背後から突然声がした。

 「・・・・便所の中で尻叩かれながらイくとは、最低やな、あの女

 はっとして振り返る。


 ジャージを着た、太った丸刈りの男の顔が、僕の真後ろにあった。
 男も僕と同じように・・・茂みの中で這い蹲るようにして身をひそめていたのだ。


 「・・・・ボク、なんやええ匂いさせてるな。イッってもうたんか?」


 男が鼻をひくひくさせて、笑う。そのにきびだらけの醜い顔が、好色そうに歪む。


 「可愛い子やな・・・・どうや、おっちゃんと一緒にあのトイレに、入って、2発目いってみいひんか?」


 僕は、茂みから飛び出すと、一目散に走り出した。

 
 そのまま、ずっと、ずっと走り続けた。
 とりあえず、家には帰らない。どこか、ここから遠くへ離れるんだ。
 それに・・・朝まで走れば、汚れたズボンも乾くかもしれない。


 いつの間にか、頬に涙が流れていた。

 

 でも走り続けた。


 【完】














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